リハビリ特化型デイサービスの将来性は? 強みと収益安定化につながる取組み

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高齢化社会が到来している現在、高齢者が利用する生活支援・介護サービスのニーズが多様化しています。デイサービスについても、目的の異なるさまざまな施設が登場しています。

特に近年では、身体機能・生活機能の維持・回復を図り、“生きがい”を見出すことを目的とした“リハビリ特化型デイサービス”を求める声も多く見られ、将来性のある介護事業として期待されています。

一方で、市場が激化するなか、「どのように収益安定化を図ればよいのだろう」「付加価値の創出につながる取組みを模索している」と課題を感じている通所リハビリ施設の経営者や店舗責任者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、リハビリ特化型デイザービスの将来性や強み、収益の安定化につながる付加価値の創出、ルネサンスでの取組みについて解説します。


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目次[非表示]

  1. 1.リハビリ特化型デイサービスの将来性
    1. 1.1.日本の高齢化
    2. 1.2.リハビリ特化型デイサービスのサービス内容
    3. 1.3.デイケア(通所リハビリテーション)との違い
    4. 1.4.リハビリ特化型デイサービスの強み
  2. 2.収益の安定化に求められる付加価値の創出
    1. 2.1.楽しく続けられる豊富なプログラム
    2. 2.2.口腔機能に関するサービスの強化
  3. 3.ケアマネジャー(CM)からの嬉しい声
  4. 4.まとめ


リハビリ特化型デイサービスの将来性

リハビリ特化型デイサービスは、将来性のある事業といえます。

その理由として、日本における高齢化の進行によって、リハビリ特化型デイサービスの需要が今後も高まると考えられることが挙げられます。


日本の高齢化

2022年10月1日現在、日本の総人口の28.9%を65歳以上が占めています。今後ますます高齢化が進むと推測されるなか、高齢者が地域での生活を継続していくためには、ニーズに対応できる多様な生活支援が求められます。

また、健康寿命の延伸や生活の質の向上を図るには、機能訓練指導員のもとで行う身体機能の維持・回復を目指した質の高いトレーニングや、介護予防に特化した自立支援型の取組みが必要です。

出典:内閣府『令和4年版 高齢社会白書 第一章 高齢化の状況』『令和4年版 高齢社会白書 第二章 分野別の施策の実施の状況


リハビリ特化型デイサービスのサービス内容

リハビリ特化型デイサービスでは、利用者の身体機能や日常生活動作の維持・回復・向上を目指すことを目的としています。主に、機能訓練指導員が中心となって、歩行訓練や専用マシンを使ったトレーニングを行います。

このようなサービスは、高齢者が健やかで心豊かな生活を送るための自立支援につながるため、高齢化が進む将来において需要が高まると考えられます。

さらに、リハビリ特化型デイサービスでは、入浴介助を行う必要がなく、スタッフの負担が軽減されるため、人材を確保しやすくなることも期待できます。


デイケア(通所リハビリテーション)との違い

デイケア(通所リハビリテーション)では、病気やケガ、病院からの退院後における生活機能の回復をサービスの目的としています。
医者が常駐しており、医師の指示に沿った入浴・排泄・食事介助などを行っていきます。


リハビリ特化型デイサービスの強み

リハビリ特化型デイサービスの強みは、高齢者が自分の身体能力に合ったプログラムによって身体機能の回復・維持を図れることです。

近年、デイサービスの事業所数は増加しています。厚生労働省の介護サービス施設・事業所調査によると、通所介護・通所リハの施設数は2021年で32,736件となり、2017年の31,512件から1,224件増加しています。

リハビリ特化型デイサービスでは、介護予防をメインに指導・プログラムを実施するため、体力づくりや身体機能の回復・維持を図りたい高齢者のニーズに応えることが可能です。

特に、理学療法士や柔道整復師といった専門家が常駐するリハビリ特化型デイサービスの場合、プログラムの質が高く、施設環境の面で付加価値を創出できます。 

「専門家が常駐していない普通のリハビリ特化型では不十分なのだろうか」といった懸念がある場合は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

  リハビリ特化型のデイサービスで差別化! 理学療法士(PT)を配置して満足度向上へ デイサービスの集客力向上や定着化につなげるためには、競合他社との差別化を図り、高齢者・家族のニーズに合わせたサービスを提供することが大切です。差別化を図る方法の一つに、理学療法士の設置が挙げられます。この記事では、デイサービスの現状をはじめ、リハビリ特化型デイサービスの特徴、理学療法士を常駐させる強みなどを解説します。 株式会社ルネサンス


出典:厚生労働省『令和3年 介護サービス施設・事業所調査の概況』『平成30年 介護サービス施設・事業所調査の概況



収益の安定化に求められる付加価値の創出

リハビリ特化型デイサービスの運営によって収益の安定化を図るには、一般的なデイサービスにはない付加価値を創出して、ほかのデイサービスとの差別化を図ることが必要です。

ルネサンスでは、リハビリ特化型デイサービスの運営において、付加価値を創出する豊富なプログラムやマシンを提供しています。


楽しく続けられる豊富なプログラム

ルネサンスでは、個別のリハビリプログラムをはじめ、介護予防のための豊富なプログラムを保有しています。

独自開発の脳活性化メソッド“シナプソロジー®”は、身体を動かしながら脳に適度な刺激を与えて認知症を予防する集団プログラムです。

利用者同士やスタッフとのコミュニケーションを生んで、楽しく続けられることが魅力です。ほかにも、専門性のあるプログラムで、さまざまな介護原因に対してアプローチを行えます。

グループエクササイズでは、基本動作(歩行や立ち上がり)の改善に有効なエクササイズを取り入れることで、重心移動を円滑にして日常生活動作の向上を目指します。

また、理学療法士が常駐して、安定した品質のプログラムを実施できるため、利用者の満足度向上や身体機能の維持・向上にもつながります。


口腔機能に関するサービスの強化

口腔機能に関するサービスに力を入れていることも、デイサービスの付加価値の創出につながるポイントの一つです。

ルネサンスでは、理学療法士が考案した、姿勢から口腔機能を改善させるメニューや、口腔嚥下機能に特化した集団プログラムを提供しています。

また、電気によって口腔周囲の筋肉に刺激を与えてトレーニングを行う最新のEMS機器を使用したメニューなど、利用者さまへ効果的で満足度の高いプログラムを提供しています。

これらの口腔機能に関するサービスは、競合他社との差別化を図れる要素となるほか、口腔機能向上加算の算定率の向上の一助にもなります。

口腔機能向上加算については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひこちらをご覧ください。

  口腔機能向上加算の算定要件と口腔・栄養スクリーニング加算の新設について 人の口腔機能は年齢とともに徐々に低下します。多くの高齢者が利用するデイケア・デイサービスでは、口腔と摂食嚥下(えんげ)の機能を維持・向上するための対策が必要です。また、健康な歯を守るほか、飲み込みに関連する筋肉・器官の機能低下を予防することも大切です。 デイケア・デイサービスでは、利用者の口腔機能の予防・改善策に加えて、収益向上の方法として口腔機能向上加算に取組めます。しかし、「仕組みについて詳しく知らない」「加算取得の要件が知りたい」という事業者の方も多いのではないでしょうか。 この記事では、口腔機能向上加算の基本と算定要件、口腔・栄養スクリーニング加算の新設について解説します。 株式会社ルネサンス



ケアマネジャー(CM)からの嬉しい声

ルネサンスには、実際に元氣ジムで働くケアマネジャーからの嬉しい声が届いています。ここでは、その一部を紹介します。


▼利用者さまが運動しているときの顔が生き生きしている

単調な運動ではなく、エアロビクスのようにリズムに乗りながら実施する運動が多いため、利用者さまも運動を楽しんで行えています。


▼利用者さまがスポーツクラブに通う感覚で通えている

スポーツクラブに通う感覚で通えているようです。施設の内装もスポーツクラブのようですし、スタッフも元気なので“デイサービス”に通っている気がしないので、割と元気な利用者さまは抵抗感なくご利用できているようです。


▼口腔に特化したデイサービスは少ないのでありがたい

口腔に特化したデイサービスはほとんどないので、お悩みを抱えている利用者さまの助けになります。


▼納得できるサービス内容

簡単な口腔体操を行っているデイサービスはたくさんありますが、ここまで専門性が高く、嚥下機能向上のための機器を導入しているのは元氣ジムだけです。ここまでしっかり取り組んでいただけるのであれば、加算の算定にも賛成です。



まとめ

この記事では、リハビリ特化型デイサービスについて、以下の内容を解説しました。


  • リハビリ特化型デイサービスの将来性
  • リハビリ特化型デイサービスの強み
  • 収益の安定化に求められる付加価値の創出
  • ケアマネジャーの声


今後も日本で高齢化が進むなか、デイサービスの需要も高まっていくことが見込まれます。特に、専門家による指導やプログラムを実施するリハビリ特化型デイサービスは、高齢者のニーズに沿ったプログラムを提供できる強みから、将来性があると考えられます。

一方で、デイサービス運営の課題となる収益の安定化を実現するには、プログラムの質や施設環境の面で付加価値を創出することも重要です。

ルネサンス』では、リハビリ特化型デイサービスの差別化につながる豊富で効果的なプログラムや、口腔機能向上に特化したメニューを提供しています。こちらをご覧ください。

  口腔機能向上加算算定支援システム|R-Smart 『R-Smart』は、通所介護施設における「個別機能訓練加算」と口腔機能向上加算の算定に必要な「帳票作成やLIFE連携を実現する」システムと、利用者への「評価及び運動プログラムの導入を支援する」サービスです。 株式会社ルネサンス


また、個別機能訓練加算の基本概要と算定要件を解説している、こちらの記事をご確認ください。

  個別機能訓練加算の基本と算定要件を解説 介護事業者やデイサービスなどの通所リハビリテーション施設では、収益向上の方法として、個別機能訓練加算の取得に取組んでいるケースも少なくありません。 しかし、算定要件やサービス内容による取得単位数の違いなど、加算取得の仕組みが複雑といった課題もあります。 これから個別機能訓練加算の取得を検討している事業者の方は、基本的な仕組みや算定要件について理解しておくことが大切です。 そこでこの記事では、個別機能訓練加算の基本概要と算定要件を解説します。 株式会社ルネサンス


​​​​​​​併せて、個別機能訓練加算の課題や、口腔機能向上加算が取得しやすい理由、おすすめのシステムなどについて解説している こちらの記事もご確認ください。

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