リハビリ特化型デイサービスの基礎知識と差別化戦略 |理学療法士(PT)配置で満足度向上へ

少子高齢化が進行する現在では、生活支援・介護需要の高まりから、数多くの介護施設・デイサービスが存在しています。
そうしたなか、デイサービスの運営における課題として「利用者が集まらない」「競合他社に流れてしまい、定着しない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
デイサービスの集客力向上や定着化につなげるためには、競合他社との差別化を図り、高齢者・家族のニーズに合わせたサービスを提供することが大切です。差別化を図る方法の一つに、理学療法士の配置が挙げられます。
この記事では、デイサービスの現状をはじめ、リハビリ特化型デイサービスの特徴、理学療法士を常駐させる強みなどを解説します。
出典:厚生労働省『地域包括ケアシステム』
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デイサービスの現状
近年、デイサービスをはじめとする通所介護施設・通所リハ施設は増加傾向にあり、飽和状態となっています。
厚生労働省の『介護サービス施設・事業所調査の概況』によると、通所介護・通所リハの施設数は、2021年までの過去5年で以下のように増加しています。

厚生労働省『平成30年 介護サービス施設・事業所調査の概況』『令和元年 介護サービス施設・事業所調査の概況』『令和3年 介護サービス施設・事業所調査の概況』を基に作成
このように、デイサービスの施設数が増加するなか、利用者の確保や定着化を図るには、競合他社との差別化が必要です。
出典:厚生労働省『平成30年 介護サービス施設・事業所調査の概況』『令和元年 介護サービス施設・事業所調査の概況』『令和3年 介護サービス施設・事業所調査の概況』
リハビリ特化型デイサービスとは
リハビリ特化型デイサービスとは、通所介護(デイサービス)の一種で、身体機能の維持・改善を目的とした機能訓練を中心に行うサービス形態です。「リハビリ専門デイサービス」「機能訓練型デイサービス」と呼ばれることもあります。
一般的なデイサービスが食事・入浴・排泄介助やレクリエーションを中心に行うのに対し、リハビリ特化型デイサービスは、マシントレーニングや小集団での運動など、身体機能の回復・維持を目的とした機能訓練を中心に提供します。多くの施設では、理学療法士や作業療法士などの機能訓練指導員が個別のプログラムを担当します。
“リハビリ特化型”でデイサービスの差別化を目指す
デイサービスの差別化を図る方法の一つに、リハビリ特化型の介護サービスを提供することが挙げられます。
リハビリ特化型のデイサービスは、運動プログラムの提供が主であるため、比較的介護度が低い高齢者が適応とされています。「まだデイサービスは早い」と感じている高齢者も、シニアスポーツクラブのような感覚で通所することが可能です。
リハビリ特化型を含む一般的なデイサービスの種類には、以下の3つがあります。
▼デイサービスの種類
種類 | 詳細 |
一般型(総合型) |
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認知症対応型 |
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リハビリ特化型 |
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ただし、リハビリ特化型というだけでは生存戦略としては十分といえません。明確な差別化を図るのであれば、理学療法士を常駐させて、専門家による機能訓練を取り入れることが有効です。
専門職を配置することで、マシントレーニングのみのデイサービスと比較すると、一人ひとりの状態に応じた運動や体操などの個別プログラムの提供が可能になるため、一般型・認知症対応型のサービスを必要としない高齢者にも利用してもらいやすくなります。
リハビリ特化型デイサービスの特徴
リハビリ特化型デイサービスは、3時間程度の短時間制を採用していることが多く、食事や入浴といった生活支援サービスを排して運動プログラムに集中している点が最大の特徴です。従来のデイサービスに抵抗がある活動的な高齢者でも、ジムに通う感覚で利用しやすい環境が整っています。
デイケア(通所リハビリテーション)との違い
デイケア(通所リハビリテーション)は、病院・診療所・介護老人保健施設・介護医療院などで提供される介護保険サービスです。医師の配置基準があり、医師の診療や指示、リハビリテーション計画に基づいて、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの専門職がリハビリテーションを提供します。一方、デイサービス(通所介護)も介護保険サービスですが、医師の配置は義務付けられていません。
生活相談員、看護職員、介護職員、機能訓練指導員などが配置され、日常生活上の支援や機能訓練などを通じて、利用者の生活機能の維持・向上を支援します。
リハビリ特化型デイサービスに理学療法士を常駐させたほうがよい理由
リハビリ特化型デイサービスに理学療法士を常駐させたほうがよい理由として、サービスの質を担保できることが挙げられます。質の高いサービスを提供できるようになることで、幅広い高齢者の利用を見込むことが可能です。
また、常駐の理学療法士による質の高い機能訓練指導や、マシンを用いた本格的なリハビリが行えることから、利用者の満足度向上につながると考えられます。
そのほかにも、リハビリ特化型のデイサービスでは、理学療法士をはじめとした機能訓練指導員が中心となり、利用者一人ひとりの身体機能の状態に応じて、健康体操・ストレッチ・トレーニングなどを行います。
身体機能や生活機能の向上を目的としているため、従来までの生活支援・介護・レクリエーション中心のデイサービスの利用を避けていた方の利用も期待できます。
ただし、事業所に機能訓練指導員や専門家が在籍していない場合や、機能訓練の内容によっては、利用者の課題に合ったサービスを提供できない可能性もあります。たとえば、「スタッフが不足している」「リハビリのノウハウがない」という事業所では、外部の支援サービスを活用することも一つの方法です。
理学療法士による個別機能訓練の具体的なアプローチ
理学療法士は、利用者の歩行パターンや関節の動きを詳細に評価し、単なる運動だけでなく、日常生活の癖を考慮したオーダーメイドのプログラムを提案します。
痛みがある方に対しても、解剖学的な視点から負担の少ない動作を指導することが可能です。
医学的根拠に基づいたプログラムの重要性
高齢者は疾患や合併症を抱えている場合が多く、運動にはリスクが伴います。理学療法士が医学的根拠に基づいてリスク管理を行いながらプログラムを作成することで、安全かつ効果的に筋力を維持・向上させ、ADL(日常生活動作)の改善を最大化できます。
ルネサンスの『元氣ジム』で質の高いサービスを実現
ルネサンスの『元氣ジム』では、リハビリ特化型デイサービスの運用にあたって、質の高いサービスを提供しています。
機能訓練指導員として活躍する国家資格者の理学療法士が常駐しており、利用者一人ひとりに合ったリハビリを行っています。
また、指導経験の高いスタッフによる研修も実施しているため、リハビリ特化型施設の運営に必要なスキル・知識を取得することも可能です。
このような専門家による質の高いサービスを提供することによって、自社施設のブランディング・差別化を図れます。そのほか、理学療法士を配置することで、以下のような対応も可能となります。
▼理学療法士の配置によって実施できること
- 個別機能訓練加算の算定
- 利用者宅の家屋評価
- 身体機能評価
- 運動・疾患によるリスク管理
ルネサンス「元氣ジム」の1日の流れ
ご自宅までお迎え | |
約20分 | 体調管理 |
約45分 | グループエクササイズ(ウォーミングアップ) |
約30分 | 個別プログラム |
約40分 | コミュニケーションタイム |
約40分 | グループエクササイズ(レッドコード) |
約20分 | 体調確認 |
ご自宅までお送り | |
まとめ
この記事では、デイサービスの差別化について以下の内容を解説しました。
- デイサービスの現状
- デイサービスの差別化
- リハビリ特化型デイサービスに理学療法士を常駐させたほうがよい理由
- ルネサンスの元氣ジムについて
現在、介護需要の高まりによってデイサービス(通所介護・通所リハ)の施設数が増加傾向にあります。そのため、飽和状態となっていることから、利用者の集客や定着化に課題を持つ事業所もあると考えられます。
リハビリ特化型デイサービスであれば、一般的な生活支援・介護を目的としたデイサービスを望まない方や、認知症でない方の利用も期待できます。
ただし、利用者一人ひとりの状態に合わせた質の高いリハビリを提供するには、理学療法士をはじめとする機能訓練指導員の配置や、豊富なプログラムの提供が必要です。
『ルネサンス』では、ほかの介護施設との差別化を図るプログラムの提供や施設マネジメント手法、人材育成、加算システム提供、収益向上ノウハウなど、介護リハビリ事業の運営をトータルでサポートいたします。
何かお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。


