利用者に満足してもらえる介護・リハビリ施設の集団プログラムとは?
デイサービスや通所型リハビリテーション施設(以下、通所型リハビリ施設)などでは、利用者の身体機能の維持・改善、また心身の健康促進のために、さまざまな集団プログラムが実施されています。
なかでも高齢者向けの機能訓練では、指定のプログラムや算定要件を満たすことで、個別機能訓練加算を取得することが可能です。
利用者に満足してもらえる集団プログラムを導入したいと考えているものの、「どのようなプログラムを実施すればよいか分からない」「個別機能訓練加算の要件を備えたプログラムがない」などの悩みを持つ事業所も多いのではないでしょうか。
本記事では、集団プログラムにおける悩みを踏まえつつ、ルネサンスが提案するグループエクササイズの集団プログラムについて解説します。
個別機能訓練加算については、こちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
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目次[非表示]
- 1.集団プログラムに関する課題
- 1.1.個別機能訓練加算のプログラムがない
- 1.2.利用者の満足度が低い
- 1.3.介護職員への研修ができない
- 2.ルネサンスが提案する集団プログラム
- 3.まとめ
集団プログラムに関する課題
高齢者に対する機能訓練では、身体機能の維持や健康促進、疫病・疾患の予防などを目的とした集団プログラムが取り入れられています。
なかでも脳・身体を動かすリハビリテーション(以下、リハビリ)で期待できるのは、身体機能や判断能力の維持・強化、生活満足度・生きがい・QOL(Quality Of Life:生活の質)の向上です。
しかし、集団プログラムの実施にあたっては、以下のような課題があります。
個別機能訓練加算のプログラムがない
個別機能訓練加算の算定要件に該当する集団プログラムを導入できていないことが、課題の一つとして挙げられます。
個別機能訓練加算では、心身機能の訓練から生活行為向上の訓練まで、さまざまな機能訓練のプログラムが加算要件に含まれています。
常勤・専従の機能訓練指導員(※)を配置しておらず、これらのプログラムを実施していない場合には、利用者に十分なリハビリを実施することが難しいほか、加算を取得することもできません。
専門職を配置していても、利用者の特性に合わせた効果的な集団プログラムを考案することは、非常にハードルが高いため、集団プログラムの提供を断念している事業所も多く見受けられます。
※機能訓練指導員とは、日常生活を営むのに必要な機能について訓練を行う能力を有する人(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門家)のこと。
出典:厚生労働省『通所介護及び療養通所介護』『介護人材関係について』
利用者の満足度が低い
集団プログラムに関する悩みとして、利用者の満足度が低いことも挙げられます。
利用者が問題を抱える身体機能や、興味のある生活行為などを把握しないまま集団プログラムを実施すると、利用者の満足感につながりにくいと考えられます。
満足度の高い機能訓練を実施するには、利用者の心身の状態や日常生活、ニーズを踏まえてプログラムの策定が必要です。
また、利用者が現在行っていることや今後行いたいこと、家族の希望も把握したうえで、中長期的な目標を立案して、有効な機能訓練を行うことも重要です。
介護職員への研修ができない
集団プログラムの実施にあたって、介護やリハビリを担当する介護職員への研修を十分に実施できないといった悩みもあります。
また、一般的にデイサービスに従事する介護職員は、集団運動の指導経験が乏しい場合が多いため、研修に難渋することがあります。
研修が円滑に進められないことは、現場負担の増大や、運動の質の低下を引き起こす原因にもなります。
ルネサンスが提案する集団プログラム
ルネサンスが提供するリハビリ特化型デイサービス“元氣ジム”では、利用者が効果を実感しやすく、かつ楽しく参加できるグループエクササイズの集団プログラムを実施しています。
ここからは、元氣ジムの特徴である“効果・楽しさ・安定した品質”の3つについて詳しく解説します。
①効果
元氣ジムの集団プログラムでは、スポーツクラブの豊富な運動ノウハウに加えて、科学的なリハビリ手法を取り入れています。そのため、利用者が効果を実感しやすいのが特徴です。
また、理学療法士が集団プログラムの運動内容を監修しており、科学的な視点から高齢者にもっとも必要とされるプログラムを構成しています。また、基本動作・応用動作・生活活動動作・参加の4つからなる日常生活動作(※)のうち、基本動作を集団プログラムの中心としていることが特徴です。
基本動作の改善に有効なエクササイズを取り入れて、重心の移動が円滑にできるようにすることで、日常生活動作の向上につながります。
さらに、高齢者の身体特性をサポートする機器を用いることで、効果的なトレーニングを実施できます。
▼トレーニングに用いる機器
- 天井から吊るされたロープで体を支えながらトレーニングを行う機器
- 身体の一部を支えて負荷を軽減しながら、トレーニングやリハビリを行う補助器具
※日常生活動作とは、日常生活を送るための最低限の動作のこと。ADLとも呼ばれる。
②楽しさ
集団プログラムへの参加を継続してもらうには、運動の楽しさを感じてもらうことが重要です。元氣ジムでは、スポーツジムのノウハウを生かして、楽しみながら身体を動かす集団プログラムを用意しております。
アップテンポの音楽のリズムに合わせた運動プログラムを取り入れることで、途中で飽きたり眠ったりすることなく運動を続けられます。
③安定した品質
運動指導において安定した品質を確保していることも、元氣ジムの特徴です。
運動に器具を用いることで、運動指導経験がない介護職員やスタッフでも、再現性の高いプログラムの提供が可能です。また、集団プログラムに携わるスタッフの研修制度・サポートも充実しており、定期的なスキルチェックを行うことで、指導の質を担保しています。
さらに、集団プログラムはすべて本部で作成・提供しているため、事業所によってプログラムが異なったり、属人的なプログラムになったりする心配もありません。
このように、安定した品質の集団プログラムを実施することは、利用者の満足度向上や、身体機能の維持・向上につながります。
まとめ
この記事では、介護・リハビリ施設で行う集団プログラムについて、以下の内容を解説しました。
- 集団プログラムに関する課題
- ルネサンスが提案する集団プログラムの特徴
デイサービスや通所型リハビリ施設では、そもそも個別機能訓練加算のプログラムを導入していないケースや、利用者の満足度が低い、介護職員への研修が行えていないといった課題を抱える事業所も少なくありません。
利用者が意欲的に取組めて、満足感を得られる集団プログラムを実施するには、ルネサンスのグループエクササイズ“元氣ジム”の利用がおすすめです。
また、『ルネサンス』では、個別機能訓練加算の取得に必要な集団プログラムの導入を支援するサービスを提供しております。
サービスの詳細については、こちらをご確認ください。