【介護事業】シナプソロジー®の効果と導入するメリット


加齢による認知機能の低下をどのように予防するかは、高齢の利用者をケアする介護事業所における課題の一つです。

利用者にとって効果的なプログラムを導入することは、介護事業所としても差別化を図るうえで役立つ可能性があります。

介護事業所の経営者・店舗責任者のなかには、「シナプソロジー®の導入を検討している」「基本情報や効果について知りたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。

この記事では、シナプソロジー®の概要をはじめ、効果と導入するメリットについて解説します。

なお、こちらの記事では高齢者の認知機能向上について解説しています。併せてご覧ください。

  高齢者の認知機能向上に役立つ二重課題運動を解説 認知症とは、脳の病気や障がいなどが原因で認知機能が低下して、日常生活に支障をきたす状態のことです。アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症などの種類があります。 内閣府の『令和4年版 高齢化社会白書』によると、日本の65歳以上の高齢化率は28.9%で、今後も上昇することが予測されており、2036年には33.3%で約3人に1人の割合になる見込みです。 そのため、日本の高齢化に伴い、認知機能が低下しやすい利用者の多いデイサービスでは、認知機能向上に向けた取組みが求められています。 この記事では、高齢者の認知機能や身体機能の向上が期待できる“二重課題運動”について解説します。 株式会社ルネサンス


目次[非表示]

  1. 1.シナプソロジー®とは
  2. 2.シナプソロジー®の効果
  3. 3.介護事業にシナプソロジー®を導入するメリット
  4. 4.まとめ


シナプソロジー®とは

シナプソロジー®とは、“2つのことを同時に行う”や“左右で違う動きをする”など、普段慣れない動きによって脳の活性化を図るプログラムのことです。

じゃんけんやボール回しといった基本動作に対して、認知機能や五感からの刺激を変化させることで、それに反応する脳を活性化させていきます。刺激に対する反応としては、動きや感情を伴うように構成されています。

プログラム内容は高齢者に限らず、幅広い年齢層に合わせて設定することが可能です。また、介護事業だけではなく、スポーツやビジネス、教育現場などでも活用されています。

利用者の笑顔やコミュニケーションを生み、楽しみながら続けられるプログラムとなっています。


▼プログラム例

▽4動作

プログラム例


“4動作”は、2人組で行う動作です。最初に4つの動きを決めて、1人が指示者となり、もう1人が数字や言葉を声に出しながら動作を行います。

声に出す数字を季節に変えてみたり、言葉から連想する動きを行ったり、少しずつ刺激を変化させながら、脳の活性化を図ることが可能です。


▽計算じゃんけん

プログラム例


“計算じゃんけん”も、2人組で行う動作です。グー・チョキ・パーで配点を決めてじゃんけんをします。お互いが出した手の点数を暗算したら、声に出します。

記憶する配点や発声を変化させていくことで、脳の活性化を図ります。



シナプソロジー®の効果

シナプソロジー®は、筑波大学との共同研究にて開発されたプログラムです。効果検証によるエビデンスがあり、認知機能低下予防が期待できます。

研究では、週に1回60分を3ヶ月間、計12回の認知機能低下予防教室を実施して、前後の機能変化を検証しました。

シナプソロジー®の対象者は、36~84歳の大阪府枚方市在住の方のうち、認知機能低下予防教室に参加する7名(男性3名、女性4名)の健常中高齢者です。

その結果、中年・高齢者のどちらの年代においても、記憶機能・注意機能・実行機能・言語流暢性向上の可能性が示されました。

また、脳機能の改善に加えて、爽快感の向上や疲労・抑うつ感が低下するなど心理面における効果も立証されています。


▼高齢者の継続的効果(週1回60分を3ヶ月間、計12回実施)  

  • 短期記憶の向上  
  • 長期記憶の向上  
  • 注意・実行機能の向上  
  • 言語流暢性の向上



介護事業にシナプソロジー®を導入するメリット

シナプソロジー®を介護事業に導入するメリットとして、介護事業の差別化につなげられることが挙げられます。

高齢化率が上昇し続けるなか、ますます介護事業の需要が高まることが予想されます。今後の介護事業は差別化が必要であり、そのためには、認知機能の低下予防への取組みは重要です。


▼介護事業におけるシナプソロジー®の導入事例

通所介護事業
(デイサービス)
  • 朝の体操や機能訓練、ティータイムなどの時間に実施
  • 「楽しくできる」「できることを目的としない」という特徴から、リラックスした雰囲気で楽しく認知機能の低下予防に役立っている
有料老人ホーム
  • レクリエーションの新たなプログラムとして導入して、入居者に楽しんでもらっている
  • 「言葉が明瞭になり、よく話すようになった」「表情が豊かになり、笑顔が増えた」などの声が挙がっている


シナプソロジー®は、通所介護事業所(デイサービス)や有料老人ホーム事業、自治体の介護予防事業などさまざまな場所で活用されています。

脳にアプローチするプログラムを取り入れることで、笑顔やコミュニケーションが生まれ楽しく続けられます。シナプソロジー®の導入によって、出席率の低下やプログラムのマンネリ化を解消して、事業所の差別化を図ることが可能です。

さらに、利用者・稼働率の向上による収益アップや、スキルアップ・動機づけなどの職員やスタッフの教育・育成にも役立てられます。



まとめ

この記事では、シナプソロジー®について以下の内容を解説しました。


  • シナプソロジー®とは
  • シナプソロジー®の効果
  • 介護事業にシナプソロジー®を導入するメリット


シナプソロジー®は、普段慣れない動きを行うことで、脳の活性化へとつなげるプログラムです。効果検証によるエビデンスがあり、介護事業だけでなく、スポーツやビジネス、教育現場など数々の導入実績があります。

レクリエーションとして取り入れることで、出席率の向上やマンネリ化の解消にもつながり、利用者に楽しみながら継続してもらうことが可能です。

ルネサンス』では、豊富なノウハウとエビデンスで介護リハビリ事業の課題を解決します。ご利用者さまの満足度を高めるプログラムを多数ご用意しております。詳しくはこちらまでお気軽にご相談ください。

  お問い合わせ|株式会社ルネサンス ルネサンスならではの健康ソリューションに関するお問い合わせや、料金プランのご相談などは当ページより承ります。スポーツ事業に長年従事して培ったノウハウとスキルを活かし、企業の健康経営や自治体・地域住民の健康づくり、介護リハビリなどを支援するさまざまな健康ソリューションを提供します。 株式会社ルネサンス


なお、シナプソロジー®の導入を検討されている介護事業所の経営者・店舗責任者の方はこちらをご確認ください。

  シナプソロジー|介護リハ事業所の差別化プログラム シナプソロジーはスポーツクラブルネサンスが独自で開発したプログラムです。 「2つのことを同時に行う」「左右で違う動きをする」といった普段慣れない動きで脳に適度な刺激を与え、活性化を図ります。 「脳」にアプローチして事業所の差別化をしませんか? さらに、職員教育にもつながるプログラムです。 株式会社ルネサンス


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