介護施設における認知機能訓練の課題。継続的な参加を促すプログラムとは

介護施設における認知機能訓練の課題。継続的な参加を促すプログラムとは


認知機能とは、人間が持つ知的機能の総称です。認知症に限らず、認知機能は加齢とともに低下します。高齢化が進む今、認知機能の維持・向上のための訓練を通して機能低下を予防することが社会的な課題となっています。

しかし、介護施設の管理者・レクリエーション担当者のなかには「一般的な認知機能向上プログラムを入れてもいまいち成果が得られない」「利用者の意欲が低く、プログラムへの継続的な参加をしてもらえない」などの悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、認知機能の低下を予防するための一般的な訓練や介護施設における認知機能訓練の課題、ルネサンスが提供する独自プログラムについて解説します。


目次[非表示]

  1. 1.認知機能の低下を予防する訓練とは
  2. 2.介護施設における認知機能訓練の課題
    1. 2.1.できることを目的としている
    2. 2.2.日常の動作に関係がない
    3. 2.3.プログラムのバリエーションが少ない
  3. 3.ルネサンスの“シナプソロジー”で課題解決!
    1. 3.1.できないことを楽しむプログラム
    2. 3.2.日常の動作に紐づけたプログラム
    3. 3.3.段階的かつ多種多様なプログラム
  4. 4.まとめ


認知機能の低下を予防する訓練とは

認知機能の低下を予防するために重要な要素には、主に以下の4つが挙げられます。


▼認知機能の低下を予防する重要な要素

要素
認知機能との関連性
適度な運動
運動習慣がある人は、認知症になるリスクが低くなる
適量かつバランスのよい食事
脳の機能維持をはじめ、食事を通して五感が刺激されることによって食べる楽しさや心の栄養にもつながる
人とのかかわり
社会活動や交流の場に参加したり、頭を使うような余暇活動に取り組んだりすることで認知症の予防につながる
脳のトレー二ング(認知機能訓練)
脳を使うトレーニングを通して認知機能低下の進行の遅延、向上が期待できる


なかでも認知機能訓練に当たる脳のトレーニングは、脳の認知機能に直接働きかけるため、継続的に取り組むことで認知症予防に有効とされています。

老人ホームや通所型リハビリテーション施設などの介護施設では、レクリエーションの一環として運動とともに認知機能訓練が取り入れられています。

一般的な認知機能訓練として取り入れられているのが、二重課題(デュアルタスク)を行って心身の機能をトレーニングする方法です。“運動課題(体を動かす)”と“認知課題(脳を使う)”の2つの課題を同時にこなす二重課題運動を行うことで、認知機能の向上が期待できます。

二重課題運動については、​​​​​​​こちらの記事で詳しく解説しています。

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なお、認知症を予防するその他の運動や食事などの取り組みについては、こちらの記事で解説しています。

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介護施設における認知機能訓練の課題

介護施設では、運動や食事などを通した認知症予防の取り組みに加えて、認知機能訓練のプログラムが実施されています。しかし、利用者に継続的な参加をしてもらうことが難しいケースがあります。その原因には、以下が考えられます。


できることを目的としている

一般的な認知機能訓練では、“プログラムをできるようになる”ことが目的とされています。プログラムを思うようにできない場合、利用者のストレスにつながり積極的な参加が期待できなくなるケースがあります。

とくに、過去に社会的地位の高い職業に就かれていた方においては失敗を嫌う傾向にあり、失敗を繰り返すことで利用を拒否される可能性もあります。

継続的な参加を促すには、できないことも楽しめるような要素を取り入れたプログラムを検討することが重要です。


日常の動作に関係がない

認知機能訓練のプログラムが日常生活に必要な動作に結びつかない場合には、利用者に必要性を感じてもらいにくくなります。


▼日常生活の動作に関連のないトレーニングの例

左手を親指から順に折りながら、同時に右手を小指から折る


利用者がトレーニングを行う意欲を高めるには、歩行や移動、更衣などの具体的な日常生活の基本動作に関連するプログラムを取り入れる必要があります。


プログラムのバリエーションが少ない

多くの介護施設で導入されている一般的な認知機能訓練では、プログラムのバリエーションが少ないという課題があります。

プログラムのバリエーションが少ないと、続けるうちに飽きてしまい、参加する意欲を失ってしまう可能性があります。また、多種多様なプログラムを実施できない理由として、介護施設内で新たなプログラムを考案したり、実施したりする時間がないことや、専門的知識に問題があることが挙げられます。



ルネサンスの“シナプソロジー”で課題解決!

ルネサンスのシナプソロジー®は、認知機能低下の予防を目的とする“脳”にアプローチするプログラムです。シナプソロジーとは、じゃんけんや足踏みなどの基本動作を行いながら、視覚・聴覚・をはじめとする五感への刺激と注意・記憶といった認知機能への刺激を行い、脳を活性化させる独自のメソッドです。


▼シナプソロジーのイメージ

シナプソロジーのイメージ


継続的なシナプソロジーを行うことで、記憶力や注意力が高まったり、判断力が早くなったりするなどの脳機能の改善が立証されています。また、疲労感や抗うつ感が低下するなどの心理的な効果も示されています。

ルネサンスが独自開発したシナプソロジーの特徴は、以下のとおりです。


できないことを楽しむプログラム

シナプソロジーは一般的な認知機能訓練のプログラムとは異なり、ある動作をできるようになることを目的としていません。プログラムで大切にしているのは、“新しい刺激に反応する”ことです。

じゃんけんや計算など、ゲーム感覚で楽しみながら行えるプログラムを取り入れることで、できない動作で生まれるモヤモヤが脳へよい刺激をもたらします。


日常の動作に紐づけたプログラム

シナプソロジーでは、日常生活の基本動作に関連しない二重課題行動を行うことはしません。日常の動作に紐づけながら行うことで、利用者が意欲を持ってプログラムに参加してもらいやすくなります。


段階的かつ多種多様なプログラム

ルネサンスのシナプソロジーは、利用者の認知機能に合わせた多種多様なプログラムを提供しているほか、3ヶ月に1回、情報のアップデートが行われます。

利用者がプログラムに飽きてしまうことを防げるため、継続的に認知機能訓練を受けてもらいやすくなります。

シナプソロジーの効果やメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

  認知機能向上の鍵!シナプソロジー®の効果と導入メリット 加齢による認知機能の低下をどのように予防するかは、高齢の利用者をケアする介護事業所における課題の一つです。 利用者にとって効果的なプログラムを導入することは、介護事業所としても差別化を図るうえで役立つ可能性があります。 介護事業所の経営者・店舗責任者のなかには、「シナプソロジー®の導入を検討している」「基本情報や効果について知りたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。 この記事では、シナプソロジー®の概要をはじめ、効果と導入するメリットについて解説します。 株式会社ルネサンス


※シナプソロジー・SYNAPSOLOGY・シナプソロジーロゴは、株式会社ルネサンスの登録商標です。



まとめ

この記事では、認知機能訓練について以下の内容を解説しました。


  • 認知機能の低下を予防するために重要な要素
  • 介護施設における認知機能訓練の課題
  • ルネサンスの脳活性化メソッド“シナプソロジー”の特徴


認知機能の低下を予防するには、運動・食事・人とのかかわり・脳のトレーニングが重要な要素となります。なかでも脳の認知機能に直接働きかける認知機能訓練については、継続的に実施することがポイントです。

ただし、一般的に取り入れられている認知機能訓練では、動作ができないことによるストレスやマンネリ化による意欲の低下などにつながり、積極的に参加してもらえない可能性があります。

ルネサンス』のシナプソロジーなら、できないことも含めて利用者が楽しみながら行えるプログラムを提供しているため、継続的に参加してもらうことが期待できます。また、介護施設の指導者への研修やケアマネジャーへの営業活動などもサポートしています。

「認知機能訓練のプログラムで満足度向上を図りたい」「専門的な知識・人材リソースに課題がある」という方は、ぜひご活用ください。

サービスの詳細については、こちらで紹介しています。

  シナプソロジー|介護リハ事業所の差別化プログラム シナプソロジーはスポーツクラブルネサンスが独自で開発したプログラムです。 「2つのことを同時に行う」「左右で違う動きをする」といった普段慣れない動きで脳に適度な刺激を与え、活性化を図ります。 「脳」にアプローチして事業所の差別化をしませんか? さらに、職員教育にもつながるプログラムです。 株式会社ルネサンス


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