職場のコミュニケーションを活性化させる3つの方法と取組み例
近年、多様な働き方の推進により、テレワークをはじめとした、従業員一人ひとりのライフスタイルに合わせた働き方を導入している企業が増えています。
しかし、テレワークを導入したことで「社内コミュニケーションが減った」「コミュニケーションをとりにくい」という課題が挙げられています。
実際に、健康経営を推進している担当者のなかにも、職場内のコミュニケーション不足や、コミュニケーションを活性化する方法に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、職場のコミュニケーションを活性化させる方法や実際の取組みを紹介します。
目次[非表示]
- 1.職場のコミュニケーションを活性化させる3つの方法
- 1.1.①フリーアドレスの導入
- 1.2.②部活動やサークルの設置
- 1.3.③社内イベントの実施
- 2.職場におけるコミュニケーションを活性化する取組み例
- 2.1.①ウォーキングイベント
- 2.2.②体力・体成分測定イベント
- 3.健康経営度調査のフィードバックシートの活用もおすすめ!
- 4.まとめ
職場のコミュニケーションを活性化させる3つの方法
職場のコミュニケーションを活性化させると、風通しのよい環境になるほか、業務効率化や生産性向上などにつながることが期待されます。
コミュニケーションを活性化する方法には主に3つが挙げられます。
①フリーアドレスの導入
1つ目は、フリーアドレスの導入です。
フリーアドレスとは、座席の指定がなく、従業員が好きな席で自由に働けるオフィススタイルです。
決まった席で仕事をする必要がないため、他部署の従業員と接する機会が増え、コミュニケーションの活性化につながります。
また、その日の気分で座席を決めることで、新鮮な気持ちで仕事に取組める効果も期待できます。
②部活動やサークルの設置
2つ目は、部活動やサークルなど、従業員同士が好きなことを共有できる場所の設置です。
同じ趣味を共有する従業員同士が集まり、普段の業務では図れないコミュニケーションを実現します。部活動やサークルは一時的なイベントとは異なり、長期的に参加できるため、従業員同士が良好な関係を維持しやすいといわれています。
また、同じ趣味をもつ従業員同士が集まれば、自然とコミュニケーションが活性化して、運動不足解消やストレス発散のきっかけになります。
③社内イベントの実施
3つ目は、社内イベントの実施です。
実施する社内イベントは、社員旅行や運動会などの大規模イベントから、お花見、食事会など短時間で実施できる小規模イベントまでさまざまです。
社内イベントによって、普段接する機会が少ない従業員同士が仲を深めるきっかけをつくります。
また、職場の一体感を生むだけではなく、従業員のモチベーション向上につながることも期待できます。
職場におけるコミュニケーションを活性化する取組み例
職場のコミュニケーションを活性化する効果的な方法として、健康イベントの開催が挙げられます。コミュニケーションを図りながら、従業員の健康づくりにも貢献します。
ここでは、ルネサンスのサポートで実際に行われた取組み例を、担当者の感想とともに紹介します。
①ウォーキングイベント
健康づくりが目的となりやすいウォーキングイベントも、工夫次第で従業員同士のコミュニケーションの活性化につながります。
工夫としては、見所のあるウォーキングコースを設定したり、ウォーキング以外の健康アトラクションを取り入れたりすることが挙げられます。また、参加賞やチェックポイントなどを用意することで、従業員のワクワク感を演出できます。
▼担当者の声
家族で楽しんでいただけるので、飲み会などでは参加しにくい方も集まることができ、リラックスした雰囲気の中で従業員同士の会話が盛り上がっていました。
②体力・体成分測定イベント
体力・体成分測定イベントでは、自身の体力レベルや体内年齢などを知り、スタッフの解説・アドバイスを基に気づきと実践を促せます。
イベントでは、測定の待ち時間に雑談を交わしたり、測定結果があることで気軽に業務外の会話ができたりと、コミュニケーションを図るきっかけが生まれます。
▼担当者の声
普段は関わりの薄い部署同士の参加者も、同じタイミングで測定に来ると会話が弾んでいて、そのまま話しながらオフィスに戻っていくなど、橋渡しになる様子が多く見られました。
なお、『ルネサンス』では、従業員のコミュニケーションだけでなく、生活習慣病対策や運動習慣の定着など、企業の課題を解決するさまざまなサービスを提供しています。詳しいサービス情報は、こちらをご覧ください。
健康経営度調査のフィードバックシートの活用もおすすめ!
コミュニケーションの活性化を進めるにあたって、健康経営度調査のフィードバックシートを活用する方法もあります。
健康経営度調査には、従業員間のコミュニケーションの促進に関する項目もあり、自社の課題や目標、推進計画などを記入します。
▼社内のコミュニケーションに関する健康経営度調査の項目(一部抜粋)
画像引用元:経済産業省『令和3年度 健康経営度調査』
健康経営度調査票を提出後、ほかの項目と一緒に評価された結果がフィードバックシートとして返ってきます。
▼社内のコミュニケーションに関するフィードバックシートの項目(一部抜粋)
画像引用元:経済産業省『令和3年度 健康経営度調査フィードバックシート』
フィードバックシートには、各取組みに対する自社の評価を偏差値で記載されています。また、業種平均の偏差値も分かるため、競合他社と比べて自社の立ち位置を把握できる点が特徴です。
コミュニケーションの促進だけでなく、数値が平均に達していない項目を強化していくことで、企業の健康経営につながります。
なお、フィードバックシートを活用した施策の立案方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
出典:経済産業省『令和3年度 健康経営度調査』『令和3年度 健康経営度調査フィードバックシート』
まとめ
この記事では、職場のコミュニケーションの活性化について以下の内容を解説しました。
- 職場のコミュニケーションを活性化させる3つの方法
- 職場のコミュニケーション活性化に向けた取組み例
- 健康経営度調査のフィードバックシートの活用もおすすめ!
職場のコミュニケーションの活性化は、従業員同士の仲を深めるだけではなく、企業の価値を高める効果も期待できます。
取組み方法はさまざまありますが、健康イベントを社内イベントとして位置づけて実行するという方法も一つです。
健康経営度調査のフィードバックシートの活用も、ぜひご検討ください。
『ルネサンス』では、長年の経験と実績を活かした健康ソリューションで、貴社の健康経営の推進をサポートします。また、健康経営優良法人認定制度の要件に沿ったカリキュラムや、従業員のニーズに合ったプログラムなどを提供することで、従業員のコミュニケーションの活性化と生産性向上に貢献いたします。
従業員間のコミュニケーションに課題のある企業さまは、お気軽にご相談ください。