従業員の健康意識を向上させる方法は? ポイントとメリットを解説

健康意識の向上は、従業員の行動変容や運動習慣の定着につながりやすく、企業の生産性や組織活性化にも関わります。この記事では、健康意識を向上させるポイント、メリット、実践手順まで整理して解説します。
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健康意識を向上させるポイント
従業員の健康意識を向上させるためには、健康意識に個人差があることを理解して、従業員が参加しやすい健康維持・増進の取組みを実施することがポイントです。
健康意識についての現状
厚生労働省が発表した『2019 年 国民生活基礎調査の概況』によると、世帯員の健康意識調査で、「健康と思っている」と回答したのは86.1%、「あまりよくない」が10.9%、「よくない」と回答した人の割合が1.7%となっています。

画像引用元:厚生労働省『2019 年 国民生活基礎調査の概況』
大多数の方は自分自身を健康であると考えているため、問題意識がなく、健康への関心が低くなりやすいといえます。
出典:厚生労働省『2019 年 国民生活基礎調査の概況』
健康意識を持つ重要性
現在、健康状態に不安を持っていない場合でも、健康習慣の有無が健康リスクに影響する可能性があります。
経済産業省が2018年に発表した『健康寿命の延伸に向けた予防・健康インセンティブの強化について』では、健康習慣の有無とがんリスクの関連について、次のようなデータが示されています。

画像引用元:経済産業省『健康寿命の延伸に向けた予防・健康インセンティブの強化について』
これらのデータから、日ごろから自分の健康に対して関心を持ち、健康リスクの軽減に努めることの重要性が読み取れます。
出典:経済産業省『健康寿命の延伸に向けた予防・健康インセンティブの強化について』
ポピュレーションアプローチの導入
従業員の健康意識を向上させる取組みの一つとして“ポピュレーションアプローチ”の導入が挙げられます。
ポピュレーションアプローチとは、集団全体へ早い段階からアプローチをかけて、健康障害のリスク低下を図る取組みのことです。生活習慣・生活環境の改善といった一次予防としての役割があります。
ポピュレーションアプローチを進めるためには、地域診断に基づいた理論的な戦略が必要です。従業員を性別、年齢、職域、生活圏などで区分したうえで、有効な手法を取ります。
また、ポピュレーションアプローチを行うことで従業員が自身の健康状態を把握できるようになるため、食生活の改善や運動習慣の定着を促しやすくなります。
さらに、運動を定期的に行うと、肥満・メンタルヘルスの改善などが期待できるため、健康維持・増進における重要な取組みといえます。
ポピュレーションアプローチとハイリスクアプローチの違い
項目 | ポピュレーションアプローチ | ハイリスクアプローチ |
対象 | 全従業員、部署単位、職種単位など | 健診結果や面談で課題が見えた人など |
目的 | 健康意識の底上げ、一次予防など | リスク保有者の改善支援など |
施策例 | 体力測定、体成分測定、健康セミナー、運動イベントなど | 保健指導、産業保健職との個別面談、受診勧奨など |
向いている職場 | 無関心層が多い、参加率を上げたい、全社展開したいなど | 健診有所見者への対応を強化したいなど |
企業の健康経営では、まずポピュレーションアプローチで参加の土台をつくり、そのうえで必要な人にハイリスクアプローチを組み合わせる流れが実践しやすいです。
健康意識向上の5つのステップ
現状把握
健診結果、体力、体成分、睡眠、食習慣などを見える化します。気づきの提供
数値やグラフで、自分の体の状態を理解しやすくします。参加しやすい体験設計
短時間でできる測定会や、部署単位のイベントを用意します。行動の後押し
アプリ、セミナー、個別アドバイスで次の行動につなげます。効果検証と継続
参加率、再参加率、歩数、体脂肪率、筋肉量などを見て改善します。
健康意識が向上することで得られるメリット
従業員の健康意識が向上することで、労働生産性・ブランドイメージの向上や医療費の削減など、さまざまなメリットを得ることが期待できます。
従業員側のメリット
- パフォーマンスの向上
- モチベーションの向上
- 生活習慣病対策の促進
- 健康状態の改善
- 組織の活性化
企業側のメリット
- 労働生産性の向上
- ブランドイメージの向上
- 医療費の削減
- 離職率の低下
健康意識の低い従業員にどうアプローチするか:行動変容を支援する設計の視点とプログラム選定
健康意識の低い従業員に対する行動変容の支援にあたっては、「何を導入するか」以上に「どう設計するか」「どんな職場にフィットするか」という視点が重要です。
以下の6つの観点から施策の選定・設計を行うことで、より確実に行動を根づかせることができます。
- 対象者の明確化:誰に向けた支援か?
- 支援の深さと持続性:継続支援は設計されているか?
- 習慣化の工夫:社員が”続けられる”設計か?
- 実績と信頼性:導入する価値があるか?
- 導入後の支援体制:導入して終わらないか?
- 健康な組織風土との親和性:受け入れられる“土壌”があるか?
健康経営における行動変容については、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。
体の状態を知ることが大事
無関心層の健康意識を向上させるためには、従業員に自身の体の状態を把握してもらうことが大事です。
体の状況を知るための方法には、テストを行って能力を図る方法と、機器を使用して体の内部を計測する方法の2種類があります。代表的な方法として、体力測定と体成分測定が挙げられます。
体力測定では、体力を数値で可視化します。また、体成分測定では、体を構成する基本成分の水分・ミネラル・タンパク質・脂肪を定量的に分析して、体内の成分を正確に評価します。
▼体力測定と体成分測定の測定内容
体力測定 |
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体成分測定 |
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特に、体成分測定におすすめしたいのが“InBody”です。その場で結果を確認できるため、無関心層の健康意識向上や行動変化を促しやすいという特徴があります。
測定方法も簡単で誰でも気軽に参加できて、数値で身体の状態が可視化されるため、健康意識に対する動機づけになります。
『ルネサンス』のInBody測定プログラムでは、2010年4月から導入しているInBody430を利用して、全国各地で測定会を実施しています。
骨格筋・脂肪・体型チェックなどを視覚的に分かりやすく表示しているため、参加者の関心を集めています。さらに、経年変化を捉えることができるため、毎年実施している企業も少なくありません。
ルネサンスではInBody測定プログラムをはじめ、さまざまな測定プログラムをご用意しています。ぜひこの機会にご検討ください。
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まとめ
この記事では、従業員の健康意識について以下の内容を解説しました。
- 従業員の健康意識を向上させるポイント
- 健康意識が向上することで得られるメリット
- 体の状態を知る方法
従業員一人ひとりの健康意識が高まることで、パフォーマンスやモチベーションの向上などが期待できます。
従業員の健康意識を向上させるためには、ポピュレーションアプローチの実践により、リスクの低い従業員がハイリスク者になることを防ぐ取組みを行い、運動習慣の定着を図ることが重要です。
そのためには、従業員が自身の体の状況を把握する必要があります。
『ルネサンス』では、“InBody測定プログラム”をはじめ、さまざまな測定会・セミナーを実施しています。無関心層の従業員の健康意識向上を目指しているご担当者さまは、ぜひお気軽にご相談ください。
プログラムの詳細や疑問・質問は、こちらからお問い合わせいただけます。


