東急住宅リース株式会社様は、東急不動産ホールディングス傘下の主要事業会社として、賃貸住宅の管理・運営に特化した不動産サービスを展開する企業です。不動産のプロフェッショナルとして物件の付加価値提案や、管理を提供しています。
グループ会社全体で「従業員の心身の健康」を重要な経営課題と捉え、健康経営の推進にも注力。同社も、健康経営優良法人認定制度の開始当初から連続で選定され、「健康経営優良法人2025(大規模法人部門)」に8年連続で認定されています。
今回は、「社員が安心して働ける環境の提供」をミッションとする人事部勤労グループの皆様に、ルネサンスの「職場の健康づくりプログラム」導入の背景や、実施による効果・反響についてお話を伺いました。
💡職場の健康づくりプログラムは、健康経営の多くのテーマに対応し、健康増進・維持をサポートするプログラムです。 専門家の監修を受けた行動科学に基づく生活習慣改善へのアプローチや、運動の苦手な方でも運動習慣化に導くためのアプローチで健康づくりの習慣化をサポートします。
導入前の課題 |
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導入の決め手 |
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導入の効果 |
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―健康経営を推進するなかで、東急住宅リース株式会社様は解決が難しい課題に直面していたといいます。
「従業員の健康意識がなかなか高まらない――特に、自分自身の健康に関心が薄い社員へのアプローチには、ずっと頭を悩ませてきました。健康診断などの “義務的な健康管理”や「健康に気をつけましょう」といった呼びかけだけでは限界があります。
だからこそ、一人ひとりが自分の身体に興味を持ち、自然と行動につなげられるような“楽しいきっかけ”が必要だと考えていました。誰もが気軽に参加できて、楽しさを感じられる施策を探していたのです。
また、定年延長が現実となった今、年齢を重ねても元気に働き続けられる環境づくりが、これまで以上に重要になっています」(梅澤氏)
「私たちの課題や職場の状況をルネサンスの担当者の方が丁寧にヒアリングし、的確に理解したうえでご提案いただいたのが『カラダ測定会』でした。
“健康増進”と“楽しさ”を両立させることで、行動変容へとつなげるプログラムの内容に大きな可能性を感じました。
私たちの目指す健康経営にフィットするのではないかと強く興味を持ったことが、導入に至る最初のきっかけです」(津上氏)
導入の決め手となったのは、プログラムの内容そのものだけではなかったといいます。
「一番の決め手は、従業員の視点に立ち、私たちと一緒に“楽しめる仕掛け”を真剣に考えてくださったことです。健康経営は『経営』とつくほどですから、つい合理性を重視しがちです。一方で社員にとっての健康づくりは敷居が高く、面倒に感じられることも多いのが実情です。
だからこそ、常に意識して従業員の視点に立つ――その姿勢を共有し、何かを進めるときには必ずそこに立ち返ってくれたことが、とても印象的でした。
また、既存のサービスをそのまま当てはめるのではなく、従業員が思わず参加したくなるような工夫やアイデアを共に考え、提案してくれました。
その伴走する姿勢が、画一的なパッケージではなく『当社に合ったもの』を求めていた私たちにとって、大きな決め手になりました」(梅澤氏)
「カラダ測定会のプログラムも、興味本位で誰でも参加できるライトなイベントでありながら、測定結果が“見える化”されることで「ちょっと歩こうかな」「生活習慣を少し見直してみようかな」という行動変容のきっかけになるものでした。
これは、私たちが目指す『元気に働き続けられる会社づくり』にぴったり合致していると感じました」(津上氏)
東急住宅リース株式会社様は、カラダ測定会の参加者を対象に事後アンケートを実施し、その結果を社内で掲示・共有するとともに、次回に向けた改善にも活かすべく、ルネサンスにもフィードバックされています。
「最新のアンケートでは「今回の測定会で、ご自身の体力やお身体について気づきはありましたか」という問いに対し、99%の参加者が「気づきがあった」と回答しました。
測定会の内容については98%が「良かった」と評価しており、次回のカラダ測定会への参加希望者は全体の97%にものぼります。
また、ルネサンスさんには過去のデータを共有いただけるため、前年の測定結果と比較できる点も参加継続のモチベーションにつながっています」(津上氏)
実際の行動変容にも結びついているようです。
アンケートで「今後予定している行動」を尋ねたところ、「筋トレをする」「ジムに入会する」「ストレッチを毎日実践する」「軽く朝食を摂る」「タンパク質を摂る」といった、前向きな声が多く寄せられたとのことです。
単なる福利厚生にとどまらず、健康経営の基盤づくりとして有効性を発揮している点も注目されています。
「当社では他にもさまざまな健康イベントを行っていますが、カラダ測定会は群を抜いて人気が高く、参加者も特に多いです。
「毎年楽しみにしています」「次回も絶対に受けます!」という一定のファンがいるほどです」(津上氏)
「『健康経営』というものは、すぐに成果が見えるものではなく、長い時間をかけて少しずつ定着していくものだと考えています。だからこそ、多くの従業員が楽しみながら継続的に参加してくれるこのプログラムは、健康意識の高い風土を醸成していくうえでも、重要な役割を果たしているといえます」(梅澤氏)
💡職場の健康づくりプログラムは、健康経営の多くのテーマに対応し、健康増進・維持をサポートするプログラムです。 専門家の監修を受けた行動科学に基づく生活習慣改善へのアプローチや、運動の苦手な方でも運動習慣化に導くためのアプローチで健康づくりの習慣化をサポートします。
「今後も、従業員一人ひとりが自身の健康について正しく理解し、主体的に行動できるよう、ヘルスリテラシーを高める取り組みや、多様な体験機会の提供を強化していきます。
健康経営の施策とは「これをやったら完了」というものではなく、多様な施策を通じて、どれかひとつでも興味を持ってもらうことが大切だと考えています。カラダ測定会に参加しない従業員でも、ウォーキングイベントやオーラルケア、睡眠に関する取り組みに興味を持ってくれるかもしれません。
そうしたきっかけを、引き続き増やしていきたいと考えています」(梅澤氏)
「特に注力したいのが、生活習慣病やメンタル不調を未然に防ぐ一次予防の推進です。
健康診断の結果や社内アンケートからは、運動不足・睡眠の質・ストレスへの対処といった点に課題が浮き彫りになっており、日常の生活習慣を見直すきっかけを会社として提供していく必要があると考えています。
カラダ測定会など“自分の状態を知る機会”の継続に加え、わかりやすい健康教育コンテンツの配信、行動を促すミニイベントやチャレンジ企画などを組み合わせ、楽しく学びながら自然と生活習慣が整う仕組みをつくっていきます。
従業員の健康意識や行動が少しずつ変化していくことが、病気の予防や生産性向上、そして組織全体の活力につながると信じています」(津上氏)
💡職場の健康づくりプログラムは、健康経営の多くのテーマに対応し、健康増進・維持をサポートするプログラムです。 専門家の監修を受けた行動科学に基づく生活習慣改善へのアプローチや、運動の苦手な方でも運動習慣化に導くためのアプローチで健康づくりの習慣化をサポートします。