
福岡県宇美(うみ)町は人口約3万7,000人、面積は約30平方キロメートルで、自然や歴史資源にも恵まれた町です。福岡都市圏へのアクセスが良好で、ベッドタウンとして発展してきました。
同町では、令和6年度に小学校1校で、令和7年度からは、水泳授業を実施する町立小・中学校8校で「水泳授業委託」を導入しました。ルネサンスは、令和7年度小学校1校、令和8年度からは小学校2校の水泳授業を実施しています。学校プールの維持管理や教職員の業務負担など、さまざまな課題を背景に、水泳授業の実施体制を見直し、民間施設を活用した取り組みを進めています。
今回は、宇美町教育委員会にて教育環境の整備等を担当する栁川さまに、水泳授業委託を導入された背景や導入後の効果などを詳しく伺いました。
💡『水泳授業民間委託事業』は、ルネサンスが小中学校の水泳授業を支援するサービスです。スイミングスクール運営で培った指導ノウハウを活かし、学校プールへのインストラクター派遣や、ルネサンスのプール施設を活用した授業など、学校や自治体の課題に応じたプランを提供します。安全・衛生管理の行き届いた環境と専門的な指導により、教員の業務負担やプールの維持管理負担を軽減しながら、児童・生徒の泳力向上と安定した授業機会の確保を支援します。
| 導入前の課題 |
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| 導入の決め手 |
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| 導入の効果 |
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――宇美町では、「水泳授業委託」を令和6年度に1校で試行し、令和7年度からは水泳授業を行っている町立小・中学校8校で導入しています。
「水泳授業については、学校プールの老朽化に伴う改修費や維持費の増大が課題となっていました。町内の各校のプールはいずれも老朽化が進んでおり、今後20年間で全施設の改修が必要になると見込んでいました。
学校のプールを使う場合、天候不良や熱中症警戒アラートの発表によって授業を中止することがあり、授業回数の確保が難しくなっていました。また、地球温暖化の進行に伴いプールサイドの床が以前よりも熱くなり、こどもたちが歩く際の負担ややけどのリスクも生じていました。
加えて、学校で水泳授業を行う際、教職員がプールに入って指導する場合、授業前後の準備や片付けに十分な時間を確保できないという意見も多くあり、負担軽減も必要だと感じていました」

――宇美町内には民間のプール施設がなく、近隣市町村まで範囲を広げて水泳授業の委託先を探していました。そうしたなかで、ルネサンスの「水泳授業委託」を知ったと栁川氏は振り返ります。

「実際に施設を訪れ、活動の様子や施設環境を見て、この環境であれば児童生徒の成長につなげられると感じました。学校からの移動距離や所要時間、児童生徒を受け入れられる施設の収容能力など、実施の条件を満たしていたことも決め手になりました。
また、安全管理の面も重視し、ルネサンスの社内安全基準に則り、こちらが仕様書で定めた指導員や監視員の人数を上回る体制で運営していただいています。
また、宇美町では、万が一の落水事故に備え、自分の命を守る取り組みとして「着衣水泳」を実施しています。
さらに、プログラム提供後も継続して取り組めるように伴走型の支援をしていただける点も大きかったですね。『ルネサンスさんのプログラムがいい』という思いが強く、部署内で検討こそしましたが、他社との比較などはほぼ行わずに決めました」
――コスト面も、導入を判断するうえで重要な検討材料となりました。
「学校プールの改修費と委託費を比較し、費用対効果を検討した結果、民間委託を進める判断に至りました。委託先が見つからなかった場合は、1施設のみを改修し、民間の水泳指導員を招く方法も考えていました」
💡『水泳授業民間委託事業』は、ルネサンスが小中学校の水泳授業を支援するサービスです。スイミングスクール運営で培った指導ノウハウを活かし、学校プールへのインストラクター派遣や、ルネサンスのプール施設を活用した授業など、学校や自治体の課題に応じたプランを提供します。安全・衛生管理の行き届いた環境と専門的な指導により、教員の業務負担やプールの維持管理負担を軽減しながら、児童・生徒の泳力向上と安定した授業機会の確保を支援します。
――導入による大きな効果の一つが、学校プールの改修にかかる費用の削減です。宇美町では、今後20年間を見据えてコストを試算しています。

「町内8校の学校プールは、今後20年間のうちに、すべての施設で改修が必要になると見込んでいます。1施設あたりの改修費を約1億5,000万円とすると、8施設で約12億円になります。
一方、水泳授業の委託費は、令和8年度から12年度までの5年間で約1億2,300万円です。
現在の契約額を基に20年間分を試算すると、約4億9,200万円となるため、学校プールを改修する場合と比べて約7億円の費用削減効果が見込まれます」
――費用面だけでなく、児童生徒や教職員、保護者からも肯定的な反応が寄せられています。
「令和7年度に、児童生徒、教職員、保護者を対象としたアンケートを実施したところ、『楽しく水泳学習ができたか』『コーチの指導は分かりやすかったか』『今後も水泳授業の委託を続けてほしいか』などの項目で、児童生徒・教職員・保護者のいずれも、80%以上が肯定的に回答しました。
児童生徒からは『はじめて25m泳げた』という喜びの声が聞かれたほか、教職員からも『指導の品質が高く、短期間でも泳力向上に繋がった』との声が寄せられました。また、授業をきっかけにルネサンスの体験教室に参加したり、スイミングスクールに通い始めたりした児童生徒もいました。
教職員の負担軽減にもつながっています。学校で水泳授業を行い、教職員がプールに入る場合は、準備や片付けが間に合わないという声がありましたが、委託後は『とても助かっている』という声が実際に数多く届いています。
さらに、熱中症や事故のリスクを軽減し、児童生徒の安全を確保できることや、専門的な指導を受けられることも、よりよい教育環境の整備につながっていると認識しています」
――費用面や教育面での効果が見えてきたなか、今後の運営についても具体的な検討が進んでいます。

「授業内容や指導体制については、とてもよいと感じています。現在の契約は令和12年度までですが、その後も継続したいです。
近隣の市町村でも水泳授業の民間委託先を探していると聞くので、複数年契約を結ぶなどの対応を考えています。
今後も最も重視しているのは、児童生徒の安全管理です。現在も点呼による人数確認など、事故防止に取り組んでいますが、今後は事故発生時の対応フローもより明確にし、安全な運営につなげていきたいです。
次に重視しているのが指導面です。教職員や児童生徒、保護者からの意見も踏まえながら、必要な改善を進めます。例えば、移動時間も学習につながるような工夫ができないか検討しています。こうした取り組みを重ね、よりよい教育環境の整備につなげていきたいと考えています」
――最後に、学校プールの老朽化や授業回数の確保など、同様の課題を抱える自治体に向けて、水泳授業委託のメリットを語っていただきました。
「水泳授業委託では、天候に左右されにくく授業回数を確保しやすいことに加え、学校プールの改修費・維持費の抑制や、教職員の業務負荷の軽減など多くのメリットがあります。現場の教職員からは『指導を任せられる分、評価に集中できる』と聞いています。児童生徒、保護者、教職員のいずれからも好評で、今後も継続していきたいと思える取り組みです」
💡『水泳授業民間委託事業』は、ルネサンスが小中学校の水泳授業を支援するサービスです。スイミングスクール運営で培った指導ノウハウを活かし、学校プールへのインストラクター派遣や、ルネサンスのプール施設を活用した授業など、学校や自治体の課題に応じたプランを提供します。安全・衛生管理の行き届いた環境と専門的な指導により、教員の業務負担やプールの維持管理負担を軽減しながら、児童・生徒の泳力向上と安定した授業機会の確保を支援します。