
医療法人REGIONO 池田医院様は、岡山県岡山市にある医療機関です。内科を中心とした診療に加え、介護・福祉サービスを展開しています。同院の通所リハビリテーションは定員40名に対して1日平均32〜33名の利用があり、医師・看護師・介護士・作業療法士などが連携して自立支援サービスを提供しています。
今回は、通所リハビリテーションの責任者である勇氏に「介護施設向けオンライン体操教室」導入の背景や決め手、導入後の効果についてお話を伺いました。
💡『オンライン体操教室』は、楽しい体操と脳の活性化を目的とした『シナプソロジー』を組み合わせたオンラインライブ配信型のプログラムです。専門インストラクターがリアルタイムで指導し、利用者は施設の画面を見ながら参加します。シナプソロジーは「同時に複数の動作を行う」などの要素で脳に刺激を与える独自メソッドで、“新しいことや慣れていないことへの挑戦”を重視しています。
| 導入前の課題 |
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| 導入の決め手 |
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| 導入の効果 |
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――医療法人REGIONO 池田医院さまの通所リハビリテーションでは、人員不足により、個別リハビリの質を高めたい一方で、職員の業務負担が大きい状況にありました。レクリエーション業務による残業も慢性化しており、職員の負担軽減が大きな課題だったといいます。

勇 圭一氏(以下、勇):当施設では「個別のリハビリ」を強みとして掲げており、OTのセラピストは利用者様に個別に関わる形が基本です。
ですが、導入前はセラピストが1名しかいない日もあるほど人員が不足しており、リハビリの質を上げたくても上げにくい状況でした。
レクリエーションの準備も業務時間内では難しく、夕方の仕事が落ち着いてから翌日の準備をする流れがほとんどでした。多い月では1人あたり20時間近い残業が発生していました。
――個別リハビリの待ち時間などに提供する内容のマンネリ化も課題でした。
勇:当時は、レクリエーションがほぼできていないような状況でした。利用者様の個別リハビリの待ち時間には塗り絵やパズル、脳トレのプリントなどを提供していましたが、単調な作業の繰り返しで、利用者様から「面白くないよね」といった声をいただくこともありました。
14時からのティータイムも、おやつは10分ほどで食べ終わってしまいます。
その後の時間に同じ塗り絵などを出し続けるのではなく、より有意義に過ごしていただきたいと考えていました。
また、当施設は「個別」に特化してきたこともあり、大人数を対象としたレクリエーションはカラオケ機器のツール頼りになっていました。ただ、操作や内容の面で課題があり、より良い集団プログラムを模索していました。

――こうした課題を解決する手段として、池田医院様が注目したのが「介護施設向けオンライン体操教室」でした。勇氏は、リアルタイムのコミュニケーションが参加意欲を高める要素になっていると話します。

勇:一定で進んでいく録画コンテンツではなく、参加している皆様が「本当につながっている」と実感できる『ライブ形式』であることが最大のポイントでした。
実際に、講師の方が事業所をピックアップする〝スポットライト〟で「池田医院さん!」と呼びかけてくださると、とても良い反応があります。
対象が個別か集団かでスキルに違いがあると考えていますので、集団に対するスキルの高いプロの運動指導者に任せられる点も重要でした。サービス品質の向上はもちろん、「体操」は集団で参加することに楽しさを感じる方も多いです。当時、こうした専門的な集団指導に取り組んでいる施設は近隣ではあまりなく、営業ツールとしても非常に良いものになると考えました。
――従来のツールとの比較検討を経て、導入を決定しました。
勇:使用していたカラオケ機器のバージョンアップも検討しました。ただ、そのサービスは1回あたり長くて10分程度で、操作に手間がかかったり、内容が途切れたりと一貫性に欠けるものでした。
「介護施設向けオンライン体操教室」は40分間のプログラムとして提供でき、体操という明確な目標があるうえに、テーマには変化があります。さらに、コストパフォーマンスの良さも決め手の一つでした。
――導入後、まず明らかな変化として表れたのは「残業」でした。
勇:多い人で月に20時間近くあった残業時間が、約3〜4時間まで減っています。これが一番の成果であることは間違いありません。職員の業務負担だけでなく、残業代の削減にもつながりました。
――人員配置や業務時間の効率化も実現できたと、勇氏は続けます。

勇:導入後、従来3名必要だったレクリエーション時間の人員配置が2名(最少1名)で対応可能になりました。空いた時間を次の日の準備などにあてられるため、利用者様に提供するさまざまなサービスの品質も高められました。
さらに、40分間のプログラムの間に、個別リハビリの件数も増やせています。
職員が本来注力すべき個別リハビリに集中できるようになり、これまで対応できていなかった方へのアプローチも可能になりました。
――利用者様の良い反響や他施設との差別化にもつながっています。
勇:以前はエビデンスのある集団プログラムを提供できていなかったので、「介護施設向けオンライン体操教室」の導入は大きな意味がありました。利用者様のなかには、この時間を楽しみにしている方も、集団指導で学んだ体操を自主的に続けている方もいらっしゃいます。
また、「介護施設向けオンライン体操教室」は営業時の訴求ポイントにもなっています。先日も外部にチラシを配って営業したところ、2〜3名の新規利用者様がスムーズに決まりました。
見学に来られた方が「これは何ですか?」とプログラムに関心を示すことも増えています。近頃は複数の施設を見学した上で決める方が多いのですが、この地域ではめずらしい取り組みということで、集客面でも効果を感じています。
💡『オンライン体操教室』は、楽しい体操と脳の活性化を目的とした『シナプソロジー』を組み合わせたオンラインライブ配信型のプログラムです。専門インストラクターがリアルタイムで指導し、利用者は施設の画面を見ながら参加します。シナプソロジーは「同時に複数の動作を行う」などの要素で脳に刺激を与える独自メソッドで、“新しいことや慣れていないことへの挑戦”を重視しています。
――池田医院様は、導入前に感じていた課題の改善を実感しながら、次の活用方法も見据えています。
勇:今後は、どの利用者様にも同じ形で取り組んでいただくのではなく、意欲やニーズに合わせて参加しやすい形をつくっていきたいです。
リハビリへの意欲が高い方を前の席にご案内したり、部屋やグループを分けたりすることも検討しています。
また、入浴時間との兼ね合いもありますが、午前中の活用も視野に入れています。利用者様の反応が良いオンライン体操教室の新たな活用も取り入れていきたいと考えています。

ルネサンスが提供する『オンライン体操教室』とは、楽しい体操+認知機能低下予防メソッド『シナプソロジー』を組み合わせ、プロの運動指導者がオンライン上でライブ配信するプログラムです。このプログラムでは、オンライン配信を通じて専門インストラクターがリアルタイムで指導を行います。施設のディスプレイやスピーカーを利用し、利用者は画面を見ながら体操に参加できる仕組みになっています。
シナプソロジー®はルネサンスが独自に開発したプログラムで、「2つのことを同時に行う」「左右で違う動きをする」といった要素を取り入れることで、脳に刺激を与えるメソッドです。
単なる運動ではなく、脳を活性化させることを目的としたプログラムであり、「できることを繰り返すのではなく、あえてできないことにチャレンジする」ことを重視しています。