伊藤忠連合健康保険組合は、伊藤忠グループの228事業所に所属する約5万5千人の従業員を被保険者とする、大規模な健康保険組合です。同健保組合様では、保健事業の一環としてさまざまな施策を実施していますが、「データヘルス計画」が第3期に入り、新たな施策に取り組むため、ルネサンスにご相談をいただきました。
今回は『肥満解消率向上プログラム』を新規作成するにあたり、ルネサンスを選定いただいた経緯や決め手、実施の効果についてお話を伺いました。
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従業員の皆さまの健康リテラシー向上と健康行動の実践・継続をねらいに施策の企画から実行までを継続的にご支援しています。
導入前の課題 |
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導入の決め手 |
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導入の効果 |
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今後の展望 |
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厚生労働省による「保険者機能の総合評価指標」の対応策に悩んでいたといいます。
2024年度より保険者機能の総合評価指標として、BMI25未満を創出する『肥満解消率』が求められるようになりました。当組合は他組合と比較し肥満率が高いため、新たな指標に対応する施策が必要と考えておりました。
当時、多くの取引先から特定保健指導を簡略化したプログラムをご提案いただいていましたが、保健指導中心のプログラムにはあまり魅力を感じておりませんでした。保健指導ではなく、楽しんで、日常の生活スタイルをあまり変えずに無理なく行えるプログラムがないかを探していました。」(富井氏)
こうした状況のなかで、ルネサンスにご相談をいただきました。
「さまざまな企業様とやりとりをしてきましたが、体育奨励事業でお世話になっているルネサンスさんは、常に私たちの話をしっかりと聞いてくださる印象がありました。
また、健康経営に資する事業を積極的に行っておられ、加入者の健康課題を解決するという方向性が合致していましたので、ご相談することにしました。
私はこの業務に携わって約7年になりますが、健康施策において『継続してもらうこと』の難しさを常々感じています。そのため、今回の取り組みでは、特定保健指導のように生活スタイルを見直すものではなく、『隙間時間』に『楽しく』『これならちょっとやってみようかな』と思えるプログラムが適していると考え、その想いを率直にお伝えしました」(富井氏)
健保組合の想いに対するルネサンスからの言葉を受け、一緒に進めようと決断されたといいます。
「我々の想いを聞いたうえで、ルネサンスさんから『0からになりますが、一緒に考えていきましょう』と力強い言葉をいただき、この方たちと進めていきたいと思いました。
最初はブレストのような形で、対象層をど うするか、1日5分程度の短時間でできる運動と食に関する取り組みを組み合わせたいなど、こちらの要望を伝えながら一緒に考えていきました」(富井氏)
さまざまな議論を重ねた結果、想いに寄り添う提案があったといいます。
「動画サイトで人気のあるインストラクターにLIVEセミナーを行っていただき、5分程度の運動を含めた3つの取組みを毎日続けるというご提案だったため、これならば多くの方が続けられそうだと感じました。
また、食へのサポートについては、糖質と塩分に配慮した冷凍弁当をご提案いただきました。実際に食べてみて適切な量や味つけを体感していただく機会になりますし、「お弁当のプレゼントがある」というインセンティブ的要素が加わり、参加者にとって取り組みやすいと考えました」(井上氏)
プログラムの決定にあたり、富井様自身も実際に体験したといいます。
「運動が得意ではない私ですが、実際にご提案いただいた3つの取り組みを試してしてみたところ、無理なく続けることができ、1か月で1㎏減量するという効果も実感できました。また、冷凍弁当は課員全員で試食してみました。健康に配慮されているとは思えないほど美味しく、これなら参加者にも喜んでもらえると確信が持てたので、自信を持って進めていくことができました」(富井氏)
💡スマートActionでは、カスタマーサクセス担当者が施策の企画から実行・効果検証をご支援します。
導入企業さまのチームの一員として、目標達成に向け、継続的に伴走していきます。
プログラムへの参加を呼びかける際にも、一工夫がありました。
「『ダイエット』という言葉は使わず、プログラム名を『ボディメイクプログラム』にいたしました。また、『痩せましょう』ではなく、『Tシャツの似合うからだづくりをしましょう』と呼びかけることで、興味を持っていただけるように工夫しました。
今回は、40歳以上でBMI25以上27未満の約1,300名の被保険者を対象にチラシで募集を行いました。その際、『雑誌の表紙のようなインパクトのあるデザインにしたい』と要望を伝えると、すぐにデザインを変更してくださるなど、柔軟に対応していただきました。プログラムを手探りで0から作り上げる大変さはありましたが、ルネサンスさんと共創していく時間は本当に楽しかったです。」(富井氏)
紙での記録方法についても、アンケート結果をみて安心したといいます。
「2か月間3つの取り組みを継続してもらうための記録ツールとして『イケてるからだづくりダイアリー』 を作成し、部屋に貼って使えるようにしました。筋トレのポイントを写真付きで掲載するなど、ルネサンスさんのアイデアを取り入れ、”見たら続けたくなる”仕掛けを施しました。
また、経過報告を月に1回行うルールにし、カレンダーから集計しやすいようアイコン表示を工夫しました。チラシだけでなく、このダイアリーも意見を出し合いながら作り上げることができ、とても満足しています。実際に参加者からも、「手書きが新鮮だった」、「アプリと違い、家族も目にするので”今日やってないね”と声をかけてもらい、続けやすかった」などの声をいただき、好評でした」(井上氏)
加入事業所と協力し「食へのアプローチ」に関する補足資料を作成されたそうです。
「管理栄養士監修のもと、コンビニ食の選び方を指南する補足資料を加入事業所に協力していただき作成しました。これも非常に好評で、コンビニに行ったときに何を選ぶかの意識付けに繋がりました」(井上氏)
最終的に、多くの参加者が効果を実感したといいます。
「参加者の12%が、BMI25を下回る成果を出すことができました。また、平均1.5kgの減量に成功し、最も痩せた方は6㎏の減量に成功しました。ゼロから作り上げたプログラムで、これだけの成果が出せたことは本当によかったです。
アンケートでも、「自分に適切な食事量を知れた」、「手間なくバランスのよい食事がとれてよかった」など、冷凍弁当についても満足の声をいただきました。また、「腹筋だけでなく、バックランジでよりお腹が引き締まることが知れてよかった」という運動習慣のある参加者の声もあり、新しい気づきをお届けできたのかなと嬉しくなりました」(富井氏)
💡スマートActionでは、プログラム提供に留まらず、導入企業さま内で行われている様々な施策との連動性を図りながら全体の効果を高める取り組みをデザインしています。
次年度は、若年層に向けて同様のプログラムを実施することが決定しています。
「今回実施したプログラムは40代・50代をターゲットにしていましたが、一定の成果が出たことから次年度は若年層を加えて実施することにいたしました。正しい運動習慣や食習慣を若いうちから身につけることで、より健康的な体を目指していただきたいと考えています」(富井氏)
さらに、国の示す動向や自組合の健康課題を踏まえた健康施策の見直しが必要だといいます。
「これからはメタボ対策だけではなく、ロコモ対策を視野に入れた健康施策の見直しが必要と考えています。
さらに長年課題となっているのが禁煙対策です。いわゆる『岩盤層』と呼ばれる禁煙無関心層へのアプローチを継続していかなくてはなりません。
こうした課題についても、ルネサンスさんにご相談しながら、引き続き取り組んでいきたいと思っています」(富井氏)
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